俺が痺れた男たち 番外編


~オシリとキューブリックと月面で~

 

今回は俺が痺れた男とそいつを取り巻く都市伝説について記したいと思う。いつも通り痺れるか痺れないかはあなた次第です。

 

 

 

 

えー、最近よく耳にする都市伝説と言えばみなさんご存知iPhoneに搭載されたお喋りクソマシーンSiriでございます。この人工知能擬きの機械ちゃん、なんと秘密結社ゾルタスクゼイアンの一味で何やら不気味な雰囲気を醸し出しているとか。そんなSiriについての小噺を一席。

 

元々Siriはギリシャ神話に登場する虹の女神イリスが名前の由来になっているそうでして、このイリス、実は妹がいるのだそうです。彼女の名はハルピュイア。半人半鳥の醜い怪物なんですね。気になってSiriに尋ねてみました。

 

「ハルピュイアについて教えてください」

 

「HALがどうなったかは、誰でも知っています。その話はしたくないですね」

 

てんで、こっちはびっくり仰天、ハルピュイアのことについて尋ねたはずなのに、何故かあの『2001年宇宙の旅』に出てくるHAL9000に関する返答がきたんです。しょうがないから自分でハルピュイアについて詳しく調べてみると半人半鳥のハルピュイアは盲目のピネウスを困らせアルゴー号の英雄たちに追い詰められる。一方、コンピュータでありつつも半分人間のようなHAL9000はディスカバリー号の船員を殺し、船長ボーマンにショートさせられる。どうやらHALはSiriと身内のようなのです。さらに気になって今度はHALについて尋ねてみました。

「HALは何回かひどい判断ミスをしました。でも少なくとも歌を歌えたんですよ」

 

なんてHALを弁解するような台詞がきたもんですから、こちらは思わず

 

「これがほんとのSiri拭い」

 

とまあ馬鹿なことを言ってますが……この『2001年宇宙の旅』(1968年公開)を撮影した監督スタンリー・キューブリックにまつわる都市伝説も数多いのでございまして、『アイズ・ワイド・シャット』でフリーメイソンの儀式をそのまま撮っただとか、そのせいで殺されたのではないか、なんて噂はキューブリックファンならば大体知っている。そして世界中の人々が信じているあのアポロ11号の月面着陸(1969)。これもキューブリックが関わっているという噂があるんです。というより、キューブリックがそう言っているんですね。

 

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「月面着陸の映像を撮ったのは私だ」

 

死後三日前に撮られたとされるキューブリックのインタビュー動画。そこで彼は自分が捏造したと告白したのでございます。そしてなんと私がこの都市伝説について新たな事実を発見しました。つまり一人の人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては偉大な一歩の月面着陸は、嘘八百、完全なるでっちあげ、世紀のペテンだった可能性をまた一歩強めたのでございまして、そうすると「なにいってやがんでぇこのべらぼうめ」「また陰謀論かコンチクショウ」という声が聞こえてきそうですが、まずはこちらの話を聞いてほしい。(※ここからはナッドサット言葉を多用します)

 

先日、久しぶりに1971年公開の映画『時計じかけのオレンジ』のDVDを観ようと思い立ち、TSUTAYAに参りました。不思議なもので、キューブリックの映画は観れば観るほど面白い。久しぶりのアレックスのヤーブルトルチョックを見て爆笑したあとDVDの特典映像にある公開当時の予告編を見たんでございます。その予告編は少し奇妙でして、本編に使用されたカットがウィリアム・テル序曲とともにポンポン切り替わります。「目まぐるしいったらありゃしない」「酔って吐きそうだわ」なんて文句を言ってるうちに突然、ある違和感覚えて不安になった、その違和感を確実なものとするためもう一度巻き戻しをしてみると「あった!あったぞ!」ってんで、すぐさま停止ボタンを押しました。そのカットがこちらでございます。

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主人公のアレックスと仲間たちが敵対するヤーブロッコのビリーボーイズをトルチョックする寸前のこの画像、どこか違和感があるのでございます。まるで宇宙飛行士が月面で仲良く写真撮影をしているようにしか見えないのであります。心なしか右から二番目の人物の後ろにあるマレンキーな物体がスペースシャトルに見えなくもない。そして信じられないことに、このカットは本編では全く使われていない、というより違うカットに差し替えられているから驚きです。実際に本編で使われているのがこれ。

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この事実に気付いたときキューブリックの放った言葉が、瞬く間に真実味を帯びてきました。ジョークなのであれば、もっと分かりやすい方法で世間に訴えてもいいはずなのに、なぜ『時計じかけのオレンジ』の予告編に、しかも分かりづらく流したのでしょうか?ジョークでなければこれは一体どういうことなのでしょうか?もしかするとキューブリックは巨大な陰謀に巻き込まれていたのではないしょうか。

 

てなわけで、死してなお俺を痺れさせるジイさんはホラーショー!というグブリ話でございました。え、いかがわしいですって?いいではないですか、生きていればいかがわしいものの一つや二つございます。Siriもその一つ。賢いね、なんておだててやると「自分は知的エージェント」「知識は力なり」と一端の口をきく。しかもその言葉IAOアメリカ情報認知局)のシンボルマークにも書いてあるフランシス・ベーコンの言葉だというもんですから、たまったもんじゃありません。なにせIAOのシンボルマークはピラミッドの目、所謂プロビデンス目でございまして、その目から煌びやかに投射された閃光が地球へと…………

おっと、そろそろスパチカねんねする、お時間がきたようでございます。そういうワケで最後はこの曲を歌ってお別れ。

 

デイジーデイジー……

どうか答えておくれ……

 

気が狂いそうなほど……

君が好き……

 

おあとがよろしようで……