2013年 シネマランキング(オシリ・ギャラガーの場合)


第四位  死霊のはらわた

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夜も眠れぬくらい怖い映画、と言ったらやっぱりリングとか呪怨になるのだろうか?今年は前田敦子主演のクロユリ団地が公開され世の女性たちは「怖や怖や」と念仏を唱えていたがこの死霊のはらわた、に比べればお飯事だ。1981年公開のホラー映画、死霊のはらわたをリメイクした本作品は前作品よりさらに凌駕する内容となっている。山小屋を舞台に男女が次々に死霊に取り憑かれるという内容は一緒なのだが、そこへやって来た理由がバカンスから薬物依存症のリハビリに変わっている。そのため登場人物たちが暗くオープニングから不気味なムードが満点。眼球ひん剥いて怯える主人公ミアを演じたジェーン・レヴィは弱冠23歳。このジェーンの取り憑かれ方がずば抜けて恐ろしい。つまり演技力が高すぎる。歌い、発狂し、ベロベロと舌を出す。前田敦子にんなこと出来る訳が無い。そんなジェーンの演技ふと夜中に思い出す。そして眠れなくなる。マジで。

 

第三位  L.A.ギャングストーリー

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今年度、映画館で血を煮えたぎらせたのはこの映画だけ。1940年代のロサンゼルスが舞台のギャングVS警察ではなく、ギャングVSギャング警察という殺る前に殺る主義アメリカのお話。主役のジョシュ・ブローリンを筆頭にライアン・ゴズリング、ターミネーター2のT-1000でお馴染みロバート・パトリック、カメレオン並の演技力を持つショーン・ペンがスクリーンで殴る蹴る撃つの大暴れ。そこに一輪の花として咲くエマ・ストーンが非常に可愛いじゃあーりませんか!監督のルーベン・フライシャーは妙に男心をくすぐるというか、男臭いのが好きというか(ゾンビランド然り)、とにかく男の子ってこうだよね!とシンプルに提示してくる優男だと俺は勝手に思っています。しかし日本はいつになったらヤクザVSヤクザ警察みたいな映画を撮るのでしょうか、ホント。

 

第二位 オン・ザ・ロード    ※ビートが分らない人は本を読んで調べてくださいph01

ビートと言えばジャック・ケルアック(中にはゲイリー・スナイダーと言う人もいるが)ケルアックと言えば小説「路上」である。その「路上」がコッポラの製作で映画化すると決まったのが三十年以上も前でようやく今年日本で公開された。それを目にするまで俺は期待する反面、大丈夫かと疑念を抱かざるを得ない状態だった。なにせ現代にビートが存在するのかも怪しく、名前だけが一人歩きしている状態でハードルも糞もあったもんじゃない社会だ。だがもうどうでもいい。観終わった後の感想がこれだ。最高に素晴らしかった。キャストに音楽、カメラアングルから編集まで話出したキリが無い。この件に関しては散々皆が喋ってるだろう。だから敢えて言わせてもらうなら思春期の人や何がしたいのか自分でも分らない人に観てもらいたい。(決して俺は風俗ビートでもなければビートでもない)頽廃した精神に何が必要なのか、それを考え実行した先に何があるのか是非観てもらいたい。自由の匂いがする映画、これはそうそうあるもんじゃない。

 

第一位 プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命o0288031512554999787

この映画を一位に決めた時、俺の中で俺はホモなんじゃないか疑惑が浮上した。というのもこの映画にまたしてもライアン・ゴズリングが出演していて、三部構成になっている本作品の一部にしか登場しない彼の姿が映画観を出た後も脳裏に焼きついて離れないのだ。これはまるで、こ、こ、恋?………ふざけるな!誰がホモだ!何が恋だ!俺はライアン・ゴズリングもといデレク・シアンフランス監督に感銘を受けただけだ!まったく冗談じゃ無い!とおふざけはここまでにして、早速一位になった所以を話しましょう。

別れた妻と息子を養うため銀行強盗を繰り返すバイクレーサー。そのスタントマンを射殺した警官。成長したスタントマンの息子。この三人がこの映画の主役であるのだが、いかんせん主役達の関係性が重苦しい。故に良い。人間生きていればトラウマやコンプレックスは幾らでもある。この映画はそこと向き合っている人々が送る生活を哀愁たっぷりと描いている。幻想的な音楽や風景シーンがより重厚感を高め、最終的に「生」という本来の姿を美しく見せるのだ。あれ?なんか堅苦しいな。まぁ簡潔に記すのであれば「めちゃ格好良い」のだ。バイクに跨るライアン・ゴズリングが長い道路を只々ひたすら走る。死ぬまで忘れそうもないシーンだ。

 

追記

なんだか俺が選んだ映画は女性が苦手なような気もするけど、女性も観れるよ。


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