JISCOMのヘイトフルエイト〜8つの都市伝説〜


1“囚人”デイジー・ドメルグはあの大物女性ミュージシャンだった!?

彼女がギターを持ち歌い始める瞬間、おれはハッとした。

「畜生、ジャニス・ジョップリンにクリソツじゃねぇか。」

ジャニス

 

2“カウボーイ”ジョー・ケージは本当にお袋に会おうとしていた!?

憎たらしい顔付きで『レザボア・ドッグス』のMr.ブロンドの悪役像を更新してきたマイケル・マドセン演じるジョー・ケージ。掠れ声で「お袋とクリスマスを過ごしにここまで来た。お袋と過ごすクリスマスは最高なんだ」とモロバレな嘘を吐いていたが、実は本当にお袋に会おうとしていたのかも知れない。

“賞金稼ぎ”マーキス・ウォーレン少佐らが到着する前、ミニー紳士服飾店に4人のギャングが先にやってきた。ジョー・ケージもそのギャングの一人だ。

店の中で彼は顔に似合わず、デカいミントキャンディを大量に買い込んでいた。しかし、食べたのは少しだけで、人を殺したあとミント混じった唾液で額を拭いてスースーさせていた。

「畜生、プレゼントのミントキャンディが台無しじゃねえか。お袋はミントキャンディが大好物なんだ。」

 

 

3“小さき男”オズワルド・モブレーの正体

前述した通りジョー・ケージは訳のわからん嘘(まあ本当かもしれないが)を付き、“メキシカン”ボブはミニーの店についてくそ勉強不足。とギャングらしく頭は弱かった。しかし、モブレーだけは違った。死刑執行人に成りきり、なんと名刺まで持っていた。なぜ彼だけこんなにも用意周到なのだろうか。彼は本当に死刑執行人なのではなかろうか。

「畜生、その顔でお袋とクリスマスを過ごすだと?バレバレじゃねえか!」

マイケルマドセン

 

4 O.B.の名前の謎

駅馬車の運転手でなんだか可哀想な役回りなO.B.。彼の名前の謎は劇中の意外な場所に隠されていた。デイジー・ドメルグの左目に出来た痣を思い出してほしい。ジョン・ルースが殴った割にはやけに小ぶりではなかろうか?

そう、三人は駅馬車に乗り込む前にゴルフをしていた。そこで駅馬車の運転手は派手にフェアウェイからかなり外れたポイントに打ち込み、ボールはデイジーの左目に直撃。ジョン・ルースは激怒し、運転手にこう言う。

「畜生、おれが捕まえた賞金首を傷物にしやがって、貴様の名前はこれからO.B.だ」

デイジー

 

5 1800年代後半のワイオミング、あの掃除屋たちはすでに存在していた

ギャングたち4人はミニーの紳士服飾店を派手に荒らした。散らばるビーンズ、染み込む血とコーヒーそれに肉片。しかし、マーキス・ウォーレンらが店に到着した頃には元通りになっていた。あのならず者集団がモップやぞうきんを掛け、箒やちりとりを手にしている姿はどうも想像し辛いのだ。ギャングのリーダーは言った。

「畜生、派手にやりやがって、ダスキンを呼べ!」

ダスキン

 

6女性キャラの名前に隠された謎

「デイジー?ミニー?まさか・・・やめてくれ!話がややこしくなるだけじゃねえか。劇中の女性の名前とディズニーとの関連性?こりゃあ忙しくなりそうだ。

 

ん?ジュマ?誰だ、そいつ。畜生、『ポカホンタス』に出てたことにしとけ!」

 

7最終章、心霊現象が起きていた!?

マーキス・ウォーレン、“保安官”クリス・マニックスとデイジー・ドメルグらギャングとの最終決戦の局面となり、局部を負傷し、ベッドに横たわる“賞金稼ぎ”とその下に負傷した“保安官”というカットである現象が起きた。その二人にしっかりと焦点が合っているが、その二人の間がなぜかピンぼけしている。ウルトラ・パナビジョン70のせいなのか、もしくは見間違いなのか?いや、これはクリス・ペンの霊の仕業に間違いない。

「畜生、マイケル、ティム、それにタラちゃん、俺を呼んでくれねえなんてさみしいじゃねぇか。」

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8おれ幻覚が見えた説

タランティーノらしい長ったらしい前半とタランティーノらしい動き出すと止まらない後半に興奮し、そして、消耗させられた。

その結果、最終章、ギャングたちはほぼ瀕死し保安官、ウォーレン側とギャング側が交互にカットが割られている緊張感あるシーンで、おれは幻覚を見た。一瞬保安官、ウォーレン側からギャング側のカットに切り返した瞬間、ティス・ロス(モブレー)が手を上げ、騒いでいるではないか。おれは見た友人皆にそういうカットがあったよなと尋ねた。しかし、そんなカットはなかったと皆にあしらわれた。

「畜生、もう一回見て確認するしかないぜ。」

 

弾厚祐