焼酎。


悲しき獣

2010年(韓) 監督 ナ・ホンジン 主演 ハ・ジョンウ

悲しき獣

韓国で最も親しまれているお酒がある。それが韓国版焼酎「ソジュ」だ。…

日本でも有名なJINROが生産していて、小さいボトルが100円くらい。度数は20~45と なっており結構強烈だ。その上、韓国人は大体ストレートで飲んでしまうという。超辛口である。更に更に、ビールグラスの中にソジュの小さいお猪口を沈めて 一気に飲む「爆弾酒」なんてもののもあるのだ。そう、甘いジュースみたいな酒を5杯くらい飲んで「今日、わたし酔ったみたい・・・」なんて言ってる奴には 飲み込めないような、‘超爆弾級’泥酔率100%の頭がクラクラする映画である。日本は金も技術も あるのに、客を馬鹿にしているのか自ら進んで自主規制しているのか知らないが、こういう映画を作れない。家族やカップル向けのノンアルコール映画ばかりに なり、それで何となく酔った気でいる観客も多いと思う。テレビ局主導の製作委員会形式で作られる「テレビ映画」が拍車をかけたとも言えるだろう。ここでひ とこと言わせてくれ!映画はテレビじゃない!映画は映画だ!少し熱くなり過ぎたがこの「悲しき獣」には、映画としての底力・パワーを感じる。確かに少々粗 いところもある。手持ちカメラを多用した映像は酔うかもしれない。かなりのヴァイオレンス描写もある。だけどそれ以上に「映画って凄い!キョーレツ!」っ て思うこと間違いなし。

 

ソナチネ

監督 北野武

ソナチネ

北野武のもつ暴力性と芸術性がもっともうまくバランスを保った皆が認める大傑作。

沖縄に逃れてきたヤクザたちの夜な夜な行うせつない宴は見ているこっちまで焼酎や泡盛を呷りたくなる。また、この映画に描かれるヤクザの世の厳しさは辛口の焼酎を飲んでいるようでもある。切なく儚くしかし美しい的なあれである。


Leave a comment

Your email address will not be published.