梅酒と一緒に…


時をかける少女
1983(日)年 監督 大林宣彦 主演 原田知世

時をかける少女

拙者は親が共働きであったため、結構一人でいることが多かった。そのためか家の冷蔵庫にはジュー スやゼリーなどが必ず置いてあった。十歳の時のある日、いつものように大好きだったカルピスを手に取ろうとしたその瞬間。隣にグリーンとシルバーのメタ リック加工で、妙にカッコいい「ウメッシュ」を発見した。よーし、何だか良く分からないけどきっと美味しいジュースだろう!CMで見たことあるし、飲んでみよーっと。プシュッ。おお、炭酸か!ではでは、いっただっきまーす。ぉぉお?何だか「変な感じが」するぞ。でも、ゴクゴク。んんっ・・・?これって美味しいのか?ゴクゴク。うーん。ゴクゴク。ぬぬぬ。ぬ・・・ㇴウォーッ! 完全に出来上がってしまったのだった。前置きが滅茶苦茶長くなったが、この映画は「十歳の時に飲んでしまったウメッシュ」のような映画である。映画として の面構えは良さそうで、カルピスみたいに‘甘―い感じ’と思うかもしれない。主演だって、当時の清純派アイドル原田知世だ。しかし、見た人全てがこの強烈 な「ウメッシュ」に酔いしれることは間違いない。本当にいい映画には必ずアルコールが含まれているが、「時をかける少女」はアルコールの匂いを感じさせな いからこそ、飲んだ後強烈な余韻を残していく。

 

さよならみどりちゃん

2005/日本 監督:古厩智之

さよならみどり

女子はあまずっぱさが好き

南Q太原作の切ない恋愛映画。西島秀俊演じるユタカに翻弄されまくる主人公ユウコ。ユタカみたいな男を好きになった経験は一度はあるのではないでしょうか、世の女子諸君。個人的には西島さんになら翻弄されてもいい!と思いながら観てしまいました。

このあまずっぱくて切ない恋愛は、ひとりでちょっと寂しい夜に独り暮らしの女の子が梅酒をロックで飲むのと似ている。

梅は、みどり色のときには毒があり、熟すと美味しい(受け売り)。みどりちゃんは、ユウコにとっては毒で邪魔で届かない存在で、熟させることもできなかった。そんな梅のみどりにもかけてこの映画を選んでみました。


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