Mac石井のマンガの小道〜その9〜


あの伝説のマンガ「みどりのマキバオー」を覚えているだろうか?
そう、あのつの丸先生の物語で今は「太陽のマキバオー」として連載も続いている作品だ。当時週刊少年ジャンプで連載していた名作品で、マキバオーa.k.aうんこたれ蔵とチュウベエの名コンビ、そして黒い稲妻カスケードとの死闘など名場面が多い。

そんな中、小道として今日紹介するのはMac石井の中でつの丸先生の最高傑作と謳う作品「サバイビー」だ。平成の「みなしごハッチ」とMac石井は呼んでいるのだが、ギャグ要素でひっぱっていく感じではなく、シリアスなストーリー展開でつの丸氏の片鱗を見た作品だ。

サバイビー

全3巻と短い物語で完結するので、ストーリーの話はあまり触れないでおく。むしろ読んで確かめてほしい。
物語序盤のゆるい感じはすぐに一変し、息をのむ展開が次々と訪れる。絵だけでつの丸先生の作品だと一発でわかるのだが、ストーリーとのギャップ、その裏切り感が小学生ながらかなり印象に残らせたのかもしれない。

分かる人には「おい、古い作品だしてきたな」という印象を与えてしまうかもしれないのだが、以前ボンジョルノ氏にこの話をしたら、「そういうのも小道じゃない?」という返事がきたのであえて紹介している。

今立ち返るとジャンプでも人気がなくて去っていったマンガが山ほどあることに気づく。「花咲天使テンテン君」でおなじみの小栗かずまた先生の「もののけ戦士ニャンタロー」なんかも打ち切りのような形で終わったのだが、幼い自分にとってはかなり印象深く残っている。

ジャンプで言えば、この作者がいると安心するというような作家もいる。小畑健先生はその一人だろう。言わずもがなではあるが、「ヒカルの碁」「DEATH NOTE」でおなじみの漫画家だ。先生の絵はMac石井の採点基準を大幅に越えてくる。現代少年マンガの一番の見本と言っても過言ではないだろう。

「バクマン。」では主人公の書くマンガのタッチまで創作し、見事にマンガの中でマンガを作るストーリーを完成させている。最近の「学級法廷」こそ打ち切りで終わってしまい残念だが、ジャンプの中に先生の絵があるだけで得した気分になっていた。

週刊少年ジャンプ、今では流し読みしてしまう作品が多いのは事実だが、やはり毎週欠かさず買ってしまう。小道も新作だけではなく、昔の作品も扱っていくことになるだろう。